先が見えないからおもしろい

先日ふと、あべのHoopにあるブックカフェを思い出して、久しぶりに行って見る事にしました。


が、久しぶりに行ったHoopの6階は改装で様変わりしていて、残念な事にブックカフェは閉店してしまっていました。


仕方ないので諦めて、とりあえずご飯でも食べようと思って1番下のレストランのフロアに行ってみたものの、気落ちしたせいかお腹もあんまり空いていないし、食べたいとピンとくるお店も見つけられなくて、外に出る事にしました。

そのまま、キューズモールの方に歩いて行って、広いから歩き回る前に入りたいお店を先に決めてから行こうと思ってフロアガイドの前で立ち止まったものの、やっぱりなぜかその日はどのお店もピンとこなくて、といって、とりあえず何でもいいから適当に済まそうという気分にもならず、キューズモールで食事をするのも諦めて当てもなく歩き始めました。

間違いなくおいしいとはじめから知っている大手のチェーン店のたくさんの選択肢の中から、なぜかその日は決められなかったので、普段あんまり行かないような道の、入った事のないお店の方が今日は決めやすいのかな?と思って、何となく、てんしばの方から四天王寺方面に向かう商店街のあたりを歩いてみる事にしました。
すると



!!!



Hoopに入ってたあのブックカフェと同じ名前の、見た事ないお店があるー!!



迷わず入って、ゆっくり本を探して買いました。レジで、お店について聞いてみたら、この「スタンダードブックストア」は、もともと心斎橋と茶屋町とあべのHoopにあったのだけど閉店してしまい、2年前に心斎橋のお店からこの天王寺の地に移転する形でオープンしたそうです。

こんな事ってあるんやな〜と思いながら、日替わりランチをおいしく頂いて、コーヒーを飲みながら買った本をゆっくり読みました。


漠然としすぎてて自分でもつかめていないような「こんな感じの場所でこんな時間の過ごし方をしたい」という自分の内側のイメージが、そのままどんぴしゃり、細部まで具体的な形を伴って外側にあらわれ、迎え入れてくれたような、ふしぎな一日でした。


ちなみにこの日に出会ってピンときた一冊はこちら。タイトルも装丁も、見るからに怪しい本ですが、今は文化人類学者で医学博士、東工大の教授である著者が、30年前に身体をはって世界を歩き、よく考え、心を込めて書いた、大まじめだけどちょっとふしぎでおもしろい本でした。

HANE YOGA

open yoga space ハネヨガ

0コメント

  • 1000 / 1000