タイムスリップ

何の予定も入ってなくて、どこかに行きたいなーという気分の日。

何かしたい、どこか行きたい気はあるけど、でも具体的に何ってすぐに思いつかないような時。

その貴重な時間に何をしたらその日の終わりに満足できるかをよくよく考えたら、具体的なプランになる手前の欲求として、今の自分が関わっている役割をひとまず全部、脇に置いといて、身構えをほどいて気をゆるめたい、というような欲求に行き当たります。

家庭や仕事や地域の暮らしの中で、いまの自分が関わっている役割を果たそうとしている時、誰かの問いかけや投げかけに答えたり、反対に自分から話しかける必要があるので、体は必然的に外にアンテナを立てた状態、対応モードの身構えを取っています。

お出かけすると、その対応モードの身構えが自然とほどけて、いい気分転換になります。

…なんですが、私はヨガをはじめてから気づいて驚いたのですが、あれやこれやの責任を果たすべく力んだ肩の力を抜くには、体を動かして遠くに出かけるのも確かに効果的ですが、反対に、マットの上に留まって、自分の体の内へ内へと感覚を向けていくだけでも、外に向けて張り詰めたアンテナがスルスルとたたまれて、気がゆるみ、ずいぶん遠くまで出かけて戻ってきたみたいなスッキリ感が充分に味わえます。
あれやこれやになる前の、ただ単純に呼吸をしているだけの存在にまで一時的に自分を巻き戻しているかのような感覚?場所を動かさずに時間をずらしているような?

心身が充分にゆるんだら、また自然と自分が今関わっている役割、戻る場所があることがありがたい事だと思えます。
↑天王寺の駅前とは思えないお庭の景色

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