スティーブ・ジョブズの最後の言葉


 ティーチャーズトレーニングを受講しています。ヨガ哲学の講座で先生が、アップルの創業者、スティーブ・ジョブズが56歳の若さで病気で亡くなる前に残した言葉を紹介してくれました。とても説得力がある言葉だと感じたので、こちらでも紹介させてもらいたいと思います。彼は生前、ハードワークの傍らでヨガの習慣を持っていた事でも知られていて、パラマハンサ・ヨガナンダの著書「あるヨギの自叙伝」は、ジョブズが自らのi padに唯一ダウンロードしていた本として有名です。




  私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。

 他の人の目には、私の人生は、典型的な成功の縮図に見えるだろう。

 しかし、仕事を除くと、喜びが少ない人生だった。

 人生の終わりにあっては、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。

 病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。

 私がずっとプライドを持っていたこと、認められてきたことや富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。

 この闇の中で、生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、耳には機械的な音が聞こえてくる。

 神の息を感じる。

 死がだんだんと近づいている。

 今、やっと理解したことがある。

 人生において富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。

 もっと大切な何か他のことを。

 それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。

 終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。

 私のようにね。

 神は、誰の心の中にも、富によってもたらされる幻想ではなく、愛を感じさせるための「感覚」を与えてくださった。

 私が勝ち得た富は、死ぬときに一緒に持っていけるものではない。

 私が持っていけるものは、愛情にあふれた思い出だけだ。

 これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力を与えてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。

 愛とは、何千マイルも超えて旅をする。

 人生には限界はない。

 行きたいところに行きなさい。

 望むところまで高峰を登りなさい。

 全てはあなたの心の中にある。

 全てはあなたの手の中にあるのだから。   

 世の中で、一番犠牲を払うことになる 「ベッド(賭け)」は、 何か知っているかい? 

 「 シックベッド(病床)」だよ。    

 あなたのために、 ドライバーを誰か雇うこともできる。 

 お金を作ってもらうことも出来る。 

 だけれど、あなたの代わりに 病気になってくれる人は見つけることは出来ない。

 物質的な物はなくなっても、また見つけられる。

 しかし、一つだけ、なくなってしまっては、 再度見つけられない物がある。

 人生だよ。

 命だよ。  

 手術室に入る時、その病人は、 まだ読み終えてない本が1冊あったことに気付くんだ。

「健康な生活を送る本」   

 あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、 誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。      

 あなたの家族の為に愛情を大切にしてください。

 あなたのパートナーの為に、あなたの友人の為に。

 そして自分を丁寧に扱ってください。

 他の人を大切にしてください。

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