あけましておめでとうございます

  新年あけましておめでとうございます。


 今年の初詣は、和歌山の丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に行ってきました。



 「随筆家白洲正子が神々住まう高天原にたとえた穏やかな田園風景が広がる天野盆地に1700年以上前より鎮まる神社です。弘法大師空海に高野山を授けた神として、またすべての災厄を祓う神として広く崇敬されています。」

(ホームページの紹介文より引用させて頂きました)

 

 奈良や三重とも、また違った趣きの、神聖な穏やかさが感じられる神社でした。



 

 そしてそのまま、高野山の金剛峯寺、壇上伽藍、奥之院までお参りに行きました。

 高野山の町中を通った事はあったのですが、建物の中まで入っていくのは初めてで、とても新鮮な感動を得ました。


 特に、奥之院は弘法大師が入定されている聖地で、入り口から御廟まで長く続く杉木立の道のりには、たくさんの墓石や、供養塔、慰霊碑が並んでいて、静かに歩いている内に俗世間を生きている時の思考回路とは違う心持ちに自然と変わっていきます。

 今の時期は雪も積もっていて寒くて、大勢の初詣客で賑わう明るい神社とは真逆のような、山深く暗い道のりなのですが、目に映る景色が暗ければ暗いほど、長い歴史の中で数えきれない程の多くの人々が、人の痛みや悲しみ苦しみに寄り添い、浄化を願ってきた慈悲心のかたまりのようなものが、今もそのまま、現実的に人の心に作用する効果を伴った装置の中で息づいていて、自分にも変化がもたらされているのが感じられるようでした。


 なんだろう。「鬼滅の刃」の竈門炭治郎の優しさの在り方に触れたような気持ちです。



 今年も、大小さまざまな変化の波があるでしょうが、恐れずに変化を受け入れられるように、あるいは身軽にかわせるように、一日一日、こつこつ動いていきたいと思います。

 2023年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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